天然醸造みそ 無添加
みそが生きている、無添加みそ!
このお味噌は温度を加えず醸造させたみそを何も加えず袋詰めした越後みそです。
無添加みそとは
味噌は、糀菌や乳酸菌や酵母などの微生物の働きで複雑な風味が作られます。糀の酵素が大豆のタンパク質を分解しアミノ酸やペプチドを、米のデンプン質を分解しブドウ糖を作ります。ブドウ糖からは、酵母がアルコールを、乳酸菌が乳酸を作り、その結果、アミノ酸は旨み(うまみ)、ペプチドは香り、ブドウ糖は甘味、乳酸は酸味として味噌の風味を作り出します。この結果、アルコールが雑菌の発生を抑えますが、ガスが発生して袋が破損する恐れがあるため、通常アルコールを3%ほど加え発酵を抑えます。しかし、無添加みそにおいては、このアルコールも加熱処理もしていない為、呼吸口としてバルブを使用して、破損を防ぐとともに、常に発酵状態にあります。
もちろ調味料などを加えた味噌は無添加味噌とは呼びません。
天然醸造みそとは
越後長岡の地で、自然に任せてじっくりと熟成させた醸造方法です。
これに対して即醸は、温醸とも呼ばれる醸造方法は、加温することで発酵を促し、醸造期間を短縮する製法です。天然醸造の場合は、夏が最も熟成の進む時期ですが、春や秋においてもゆっくりと発酵は進み、特有の深い風味を醸し、塩慣れも起こります。
これが、その土地・その土地の美味しいお味噌ができる理由でしょう。
郷土のみそ汁
南蛮えびの味噌汁
甘えびが、唐辛子の形の似ているので新潟では南蛮海老と呼ぶ事が多いです。
味噌汁の材料は海老の頭と味噌。南蛮えびの頭のヒゲ取った頭のみを使用します。沸騰した湯に入れ、アク取り味噌を加え沸騰寸前に火を止め器に盛り付け、長ネギを加え出来上がりです。味噌汁を口にはこぶと、口一杯に濃厚な海老のダシと香りが広がります。海老の頭をシャブルと南蛮えびの味噌が味わえ、これがまた美味しいのです。